グランドピアノ、重いの?大きいの?

グランドピアノの引越

2018年05月16日 14時26分

引越などでピアノを動かした場合、調律が必要かどうか考える方は多いと思います。ピアノは繊細な楽器であり、長く使用するためには定期的なメンテナンスが必要です。そのため、多くの人がピアノを動かしたら調律してもらう方がいいと考えることは、自然なことと言えるかもしれません。
 
調律はピアノの状態を保つ上で、大切なメンテナンスのひとつですが、実際、常に完璧にチューニングされたピアノなど皆無です。ピアノは温度や湿度などの影響でピッチや音色に変化が出るほどデリケートな楽器です。外的な要因で、ピアノは生き物のように音の表情を変えます。そのため、ピアノを引越などで移動させた場合、何か大きな変化が出るかもしれません。
 
ピアノを部屋の中で動かす程度であれば、特に問題はありません。ちょっとやそっとは狂うかもしれませんが、急いで調律師に連絡するほどのことではありません。ピアノの販売店を考えてみてください、彼らは日常的に店内でピアノを移動させていますが、その都度調律していてはたいへんです。
 
しかし、引越となるとどうでしょう?グランドピアノを運ぶ場合、脚を外したり、ボディーを横向きにして台車に乗せたり、ピアノはいつもとはまったく違う状態で運ばれます。揺れや振動も加わります。場合によってはクレーンでつり上げられることもあります。緩衝材に包まれているため、さほどキズの心配はいりませんが、振動によるチューニングの狂いは心配になります。他の場所にグランドピアノを動かすとなると、本体を立てたり回したりと言う作業は避けられません。
 
しかし、ピアノを運ぶ専門家たちに任せておけば、それほど心配する必要はありません。まあ、多くの人が自力でピアノを運ぼうとは考えていないでしょう。この点において節約することは、何の意味もないことです。
 
実際、引越でグランドピアノを新居に運び込んだ場合でも、すぐにチューニングが大幅に狂うことはありません。今まで通りにピアノを弾くことができます。ピアノを運ぶ専用車には、リフトやクレーン以外にも空調が完備されていて、ピアノにとってやさしい空間作りがなされています。
 
このような環境で運ばれるのであれば、チューニングに与える影響も最小限で済むでしょう。温度や湿度の長期的な変化は、ゆっくりとピアノの調子を変えるものです。引越先がすぐそばであっても、1000キロ先であっても、最終的には調律をしなければならないことに変わりはありません。しかし、引越後すぐに調律師に連絡を取る必要はないでしょう。大きな問題が無い限りはそのまま様子を見て、ピアノを新居の環境に慣らしましょう。
 
早く調律しても問題はありませんが、多くの場合、それほどシリアスに考える必要はありません。
 

グランドピアノ、大きさや重さ、引越と調律

今回はグランドピアノのサイズや重さのほか、運び方や部屋の中での動かし方、引越などについてご紹介しました。
 
同じピアノと名の付くグランドピアノとアップライトピアノですが、演奏能力を見ても、その形状を見ても大きな違いがあります。アップライトピアノは主に一般家庭に置かれることが多いのですが、実はコンパクトなグランドピアノであれば、大きさも重さもあまり変わりません。このタイプのグランドピアノでは、部屋に運び込む経路が確保できる限り、6畳の部屋でも十分に設置することが可能です。
 
ピアノは通常、1年に1回調律が必要だと言われています。グランドピアノもアップライトピアノも、あまり使わずに放置するよりは、毎日弾いてあげる方がピアノのためにはやさしいと言えます。引越などでグランドピアノを大きく移動しなければならない場合でも、しっかりと定期的なメンテナンスを続けている限り、急いで調律をやり直す必要はありません。グランドピアノが新しい環境に馴染んでからでも遅くありません。